ウェブ社会をどう生きるか
梅田望夫の書いたウェブ関係の本ばかりを読んでいたので
同テーマで他の著者の新書を購入してみた。
■西垣通
1948年、生まれ。
1972年、東京大学工学部計数工学科卒業。
2007年、東京大学退学イン情報学環教授、工学博士。
専攻は、情報学、メディア論。
梅田望夫が、楽観的な姿勢であるのに対して
西垣通は、冷静に学術的な側面から、ウェブを論じる。
特に、情報学という視点から。
情報とは、下記のように
三つに区分する事ができるらしい。
生命情報・・・生物にとって、価値のある情報。
社会情報・・・言葉など、人間の関係性に置いて通用する情報。
機械情報・・・デジタル信号などの命令・指示情報。
他にも、言語、記号、宗教、歴史、文化などの多岐に亘る
分野から、インターネットと現在の日本の社会を照らしている。
正直、かなり、真剣に読まないと
理解できないような内容で大変だった。
特に専門的な用語や様々な学問的分野の研究などが
比較対象や事例として、上がっていた部分とか。
もちろん、読み物としては、興味を惹き立て、面白いけれど。
梅田望夫の著書の引用して、情報学的観点からの批判的な意見を
多くしている箇所など、なかなか考えさせる点が多かった。
他にも養老猛司『バカの壁』なども、少し批判的な立場ながら
結局のところ、「意思の疎通は上手くはいかない」という結論は同じ。
アメリカに留学経験もある情報学専門の著者による
ウェブ社会の今後の冷静な考察が読み取れる素晴らしい一冊。


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